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<アジア諸国レポート>
比・ダバオでも進む教育制度改革
八木学園、日系人会スクールで始業式

八木学園ではジュニア・ハイスクール


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八木学園 初のジュニアハイスクール 始業式
 

フィリピンで教育制度改革が進められていることについては、これまでも本誌で紹介してきました。日本などの6・3・3・4制に対し、フィリピンでは6・4・4制と2年短く、大学卒業時、他の国が22歳なのに対し、20歳となっていました。これを改めるべく、現行の4年制の中等学校と大学の間に、新たに2年制のシニア・ハイスクールを設けているのです。これに合わせるべく、フィリピン全土で今、改革が進められています。
以前、幼稚園や小学校の卒業式の様子を紹介してきた、南部・ダバオ市の八木学園でも中学生にあたるジュニア・ハイスクールの始業式が6月15日に行われました。12年前、わずか8名の幼稚園からスタート、今や約200名の生徒を擁する規模にまでなった同学園も、今年はジュニア・ハイスクールにあたる7年生を迎えるまでになりました。この日の始業式には、日本からの来賓なども含め約250名が出席し、新たなスタートを祝いました。ちなみに、今年の新中学生つまり7年生は33名です。
また近い将来、高校にあたるシニア・ハイスクールの開設を見据えて、職業専門コースとして美容師養成のカリキュラム導入も検討されています。これには、この間、八木学園の校舎建設の資金などを支援してきた、先達徳男氏が元美容師という腕前を披露し、即興で3人の生徒の髪をセットし、始業式に華を添えました。
また、同じく八木学園の教室増築などを支援してきた、社団法人・千葉地域密着ケア協議会・代表の菊地民雄氏は、子供達にゴルフの手ほどきをしました。30名近くが集まった、にわかゴルフレッスンは、空き缶でホールを作るなど全てが手作り。それでも、ゴルフクラブを握るのも振るのも初めてという子供達ばかりで、少々興奮気味。「ここではゴルフなんて無縁で興味がないと思っていたのですが、予想以上に関心を持ってくれたようで、正直少し驚きました」とは菊地氏。

日系人会スクールは12年制

一方、翌6月16日には、ダバオの日系人会(PNJK)が運営するインターナショナルスクールでも、始業式が行われました。こちらは、創立25年とあって中学校にあたるジュニア・ハイスクールだけでなく、高校にあたるシニア・ハイスクールもそろっての式。ちなみにここでは、12年制の義務教育となっており、2年制のシニアに121名が編入されました。
生徒数約1200名を擁するこの学校は、日本人も含めダバオ以外の地域からの生徒やイスラム系の教師などもいて、国際色も豊かな、文字通りインターナショナルなスクールです。

 

著者・経歴
株式会社ハートシステム 代表取締役
研修セミナー講師・ジャーナリスト他
坂内 正

 


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八木学園在校生によるアトラクション

 

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色とりどりで華やかに着飾った生徒を前に挨拶する先達徳男氏

 

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元美容師の腕前を生かして即興でヘアーメイクする先達氏(左端)と子供達

 

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にわかゴルフ教室で手ほどきをする菊地民雄氏(右側)

 

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日系人会(PNJK)インターナショナルスクールの始業式

 

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おそろいの赤い制服はPNJK最上級12年生

 

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PNJKの教師陣は国籍も宗教もインターナショナル