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視力検査と視力矯正のスペシャリスト「視能訓練士」

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最近、注目を集めているのが「視能訓練士」という職業。国家資格でありながら、比較的取得しやすい傾向にあり、女性にも人気の職業です。「医療現場で活躍したい! だけど、家庭も大切にしたい」という人は「視能訓練士」を目指してみてはいかがでしょうか。

視能訓練士とは?

視能訓練士は、昭和46年に制定された「視能訓練士法」という法律に基づく国家資格をもった医療技術者で14,469名の有資格者がいます(2017年12月31日時点)。
主に眼科で医師の指示のもと、遠視、近視、乱視といったような屈折異常に関する検査、白内障、緑内障などの眼疾患に関する検査、眼鏡やコンタクトレンズの処方に関する検査などを行ったり、斜視、弱視などの患者さんへの視能訓練やそれに必要な検査を行います。また、視能訓練士は3歳児健康診査や生活習慣病健診などの健診業務でも活躍しています。眼疾患はもちろん、生活習慣病が眼科検診でみつかることも。他にも高齢化社会、生活習慣病の蔓延などに伴う視力低下者のリハビリを指導も行います。
視能訓練士の勤務先としては、眼科診療所や大学病院、総合病院など医療機関での勤務がほとんどです。

視能訓練士に女性が多いのはなぜ?

視能訓練士は女性が多い職業です。他の医療従事者と違って夜勤がなく、残業も少ない場合が多いため、比較的プライベートを充実させながら働きやすい職場環境です。また、昔から女性が多い職業のため、産休や育休がとりやすい職場が多いのも特徴のひとつ。また、視能訓練士の資格には有効期限がなく、更新する必要もないため、出産や子育てなどで仕事から離れても、比較的再就職しやすい職業といえそうです。弱視や斜視の改善訓練業務などは子どもを相手に行うことも多いため、復帰後は子育ての経験が生かされるというメリットも。
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視能訓練士の将来性とは?

視能訓練士はここ数年注目が集まっている職業であり、増加傾向にありますが、眼科医の数に比べて、視能訓練士の数はまだまだ足りないようです。高齢化が進む日本では、糖尿病や生活習慣病や緑内障などの視機能に障害を持つ人が増加傾向にあります。視能訓練士は今後ますますニーズが高まっていく職業といえるでしょう。

視能訓練士になるには

視能訓練士になるためには、年に1度実施される国家試験を受験し、合格する必要があります。受験資格を得るためには、高校卒業後、指定された視能訓練士養成施設(3年以上)を卒業するのが一般的です。短大卒以上で、視能訓練士養成所(1年以上)に修業する、あるいは外国の視能訓練士の学校を卒業する(日本の養成学校で学んだのと同等の技術があると厚生労働大臣が認定した場合)という方法もあります。

文系でもチャレンジしやすい

視能訓練士は国家資格なので取得するのが難しいと思う人も多いかもしれません。しかし、視能訓練士の試験の合格率は93.1%(平成28年度 厚生労働省)と高いため、他の国家資格と比較すると取得しやすい資格といえそうです。
また、視能訓練士は医療系の資格で理系の分野です。基礎的な「光学」を学ぶことになるので理系科目が得意な方が有利ですが、文系でも理解できる内容です。文系だけど医療業界で働きたいという人にとってはチャレンジしやすい資格でしょう。

まとめ

視能訓練士は最近注目を集めているものの、まだあまりポピュラーな職業ではありません。数が少ない今、「医療現場で働きたい」「プライベートや子育ても充実させたい」という人は視力検査と視力矯正のスペシャリスト「視能訓練士」を目指して、医療業界で活躍してみてはいかがでしょうか。

 

★参考
・日本視能訓練士協会
http://www.jaco.or.jp/
 
・全国視能訓練士学校協会
http://omeme.jp/