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将来性に期待!「理学療法士」になるには

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体に障害のある人のリハビリを行う「理学療法士」。将来性の高い仕事として、現在注目されています。いったいどんな仕事なのか見てみましょう。

理学療法士=今後成長する職業?

2017年に、アメリカの金融情報サイト「キップリンガー」が「今後10年で成長する職業ランキング」を発表しました。そのランキングで注目したいのが、第4位に「理学療法士」がランクインしたこと。
 
理学療法士とは、ケガや病気などで体に障害を負った人や、障害の発生が予測される人に対してリハビリを行う専門職です。フィジカル・セラピスト(Physical Therapist=PT)とも呼ばれ、ひとことで言うならば「動作の専門家」といったところです。
 
その仕事の目的は、座る・立つ・歩く・寝返る・起き上がるなどの、日常生活の動作の能力を回復させ、維持し、障害の悪化を予防することにあります。
 
高齢化社会に伴い、リハビリを必要とする人の増加が予想される中、今後AIが発展しても取って代わられにくい職業として、将来の需要が見込まれているようです。

理学療法士の具体的な仕事は?

理学療法士は、障害を持つ人が自立した日常生活を送れるように、運動療法や物理療法(温熱、電気などを使うもの)などを用いてサポートする仕事です。
 
治療や支援の内容については、対象となる人ひとりひとりに対して、理学療法士が医学的な視点から体の能力や生活環境などを考慮し、それぞれの人に合ったプログラムを作成します。
 
関節可動域の拡大、筋力の強化、まひの回復、痛みの軽減など、運動機能に直接働きかける治療法から、動作練習、歩行練習といった治療法まで、さまざまな技術により、プログラムを行っていきます。

理学療法士の職場は?

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では、実際に理学療法士はどんな場所で働いているのでしょう。その活躍の場は、多岐にわたります。
 
●病院・診療所
入院中の患者さんに対して、リハビリ室やベッドサイドなどでリハビリを行います。また、高齢者やガン患者の体力維持のためのリハビリ治療や、生活習慣病の人へ運動療法を行うこともあります。
 
●介護施設
高齢者向けの介護施設では、体力の維持、動作能力の維持を目的としたリハビリを主に行います。
高齢者に対しては、通所でのリハビリのほか、自宅へ訪問してリハビリを行うこともあります。
 
●福祉施設
障害者の福祉施設や、障害児の通所・入園施設でリハビリを行います。
 
●企業
福祉用具の販売・製造を行う企業や、住宅の改修に関わる企業で助言をしたり、スポーツ事業の関連会社などで活躍する理学療法士もいます。

理学療法士になるには

理学療法士になるには、国家資格を取得することが必要です。
理学療法士の国家試験を受験するには、養成校で3年以上学ぶことが条件となります。養成校には、4年制大学、3年制の短大、3年制・4年制の専門学校、特別支援学校(視覚障害者が対象)があります。
 
養成校にもそれぞれ特色があるため、将来自分がどんな職場で働きたいかを考えたうえで、それに沿ったカリキュラムのある養成校を選ぶとよいでしょう。

まとめ

高齢者だけでなく、病気やケガによる障害はどんな人にでも起こりうること。障害と向き合い生きていくことが特別なことではなくなった昨今、理学療法士は地域や家庭、産業など、さまざまな場面で活躍が期待されることになるでしょう。

 

★参考
「公益社団法人日本理学療法士協会」
http://www.japanpt.or.jp/general/aim/physicaltherapist/
 
「Career Garden」
http://careergarden.jp/rigakuryouhoushi/naruniha/
 
「理学療法士の需要増加!? 今後10年で成長する職業トップ10にランクイン!」
https://www.nitiriha.com/lab/rigaku/1232