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看護師の「更年期障害」とのつきあいかた

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最近なんだか、やたらと汗をかく…イライラする…。その悩み、もしかしたら更年期の症状かもしれません。看護師が更年期障害とうまくつきあっていくには、どうすればよいのでしょう?

更年期障害の原因とは?

女性は平均50歳前後で閉経を迎え、その前後10年ほどに生じる不調を更年期障害といいます。閉経する年齢やホルモンバランスには個人差があるため、症状が出る年齢も人それぞれですが、多くの人は40代から50代にかけて不調を感じがちです。
更年期障害は、閉経に伴い女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減ることによって起こります。女性ホルモンは脳からの指令により分泌されますが、このサイクルが乱れることにより自律神経に異変が生じ、さまざまな不調があらわれるのです。

こんな症状は更年期障害かも

看護師のお仕事は夜勤で睡眠サイクルが乱れたり、緊張にさらされたりすることが多く、それが自律神経に影響して更年期の症状を悪化させてしまうことがあるようです。
更年期障害の症状としては、のぼせ、発汗、肩こり、疲れ、頭痛、イライラ、動悸など、さまざまなものが挙げられます。看護の仕事中に汗が止まらなくなったり、小さなことでイライラしたり、腰痛や肩こりの症状がつらいという人も多いでしょう。
では、看護師のお仕事を続けながら更年期の症状とつきあっていくには、どうすればよいのでしょう?

更年期障害の対処法とは

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●ホルモン補充療法
更年期障害の治療法としては、まずホルモン補充療法が挙げられます。閉経前後に減少する女性ホルモンを、飲み薬、貼り薬、塗り薬などで補充する方法で、婦人科やレディースクリニックなどで行っています。それぞれの体にあわせて、エストロゲンと黄体ホルモンをそれぞれ単独で用いるか、あわせて補充する方法があります。
 
●漢方薬
更年期に伴う諸症状を漢方薬でやわらげるという方法もあります。市販されている漢方薬もありますが、自分の体にあったものを専門医に処方してもらうのが安心でしょう。
 
●食事面の改善
看護師のお仕事をしていると食生活も乱れがちかもしれません。しかし自律神経を整えるには、食事面の見直しも大切。ホルモンの材料になるタンパク質、抗酸化作用のあるビタミン類などは足りていますか? イソフラボンを多く含む大豆製品も積極的に摂りましょう。
 
●適度な運動
ウォーキングや水泳などの軽い運動は、血流や自律神経を整えるのに効果的。それだけでなく、イライラや抑うつ感など、更年期の精神症状にも良い影響を与えます。忙しいとつい運動不足になりますが、無理なく楽しく体を動かしてみてください。
 

看護師は更年期症状とこう付き合おう

女性の多い看護師の職場では、更年期であることを共感してもらいやすいというメリットもあります。つらい症状を隠してひとりで抱え込むのではなく、更年期症状があることを周囲にオープンにするのも良いでしょう。更年期を経験した先輩がいれば、具体的にどんなときにつらいか理解してくれるかもしれません。
 
また、睡眠や生活のリズムが乱れると更年期の症状がよりつらくなることも。症状を我慢しすぎると、勤務中の不注意や事故をまねく可能性もあります。体に無理をさせないためには、夜勤のない部署に異動するのもひとつの方法でしょう。
 
更年期障害は誰にでも起こる現象。不調な自分に引け目を感じたり、情けなく思ったりする必要はまったくありません。自分の体をしっかり気づかいながら看護師のお仕事を続けていきたいですね。