子育て

どちらを選ぶべき? 「認可保育園」と「無認可保育園」の違い

どちらを選ぶべき? 「認可保育園」と「無認可保育園」の違い

最近では「保活」という言葉が生まれるほど注目を集めている「保育園」関連の話題。
子どもができてからも仕事を続けたいと考える女性にとって、保育園探しは重要な課題です。
でも、初めて保育園を利用したいと考える人にとっては、わからないことも多いものですよね。
そこで今回は、保育園選びの第一歩として知っておきたい「認可保育園」と「無認可保育園」の違いについてご説明します。

保育園には「認可」と「無認可」がある

保育園選びを始めたときに「認可保育園と無認可保育園ってどう違うの?」と疑問を感じる方は多いと思います。

「認可保育園」とは、国の認可を受けた保育園のことを言います。
認可を受けるためには、園児数に対する保育士の数や、保育室や園庭の広さ、施設の有無、保育時間などといったさまざまな基準を満たす必要があります。

一方で、これらの基準の一部を満たしていないなどの理由で認可を受けていない保育園を「無認可保育園」と言います。
国の基準以外に独自の基準を設けている自治体もあり、無認可保育園の中でも自治体の認定を受けている保育園があります。
例えば東京都では「認証保育園」、神奈川県では「認定保育園」と呼ばれる保育園がこれにあたります。

認可保育園と無認可保育園の違いは?

認可保育園と無認可保育園の違いは?

認可保育園と無認可保育園では、何が違うのでしょうか。
主な違いを見ていきましょう。

・入園させやすさ
認可保育園に子どもを入園させるためには、保護者の就労状況などの条件によって「保育に欠ける状態」であると認められる必要があります。
また、条件を満たす場合でも入園希望者が多い地域では、定員の都合で入園できない「待機児童」となってしまう場合もあります。
一方、無認可保育園の入園条件は施設によって異なりますが、認可保育園と比べると条件が少なく入園させやすいと言えるでしょう。

・開所時間、サービス内容
認可保育園の開所時間は、7時から18時、延長保育でも19時半頃までというのが一般的です。
無認可保育園の場合は施設によって異なりますが、認可保育園と比べて延長保育に柔軟に対応しているケースが多くなります。
施設によっては24時間対応のところもあります。
また、無認可保育園では病児・病後児保育に柔軟に対応してくれる施設も見られます。

・保育料
保育料は、認可保育園と比べ無認可保育園のほうが高くなる傾向があります。
認可保育園の保育料は自治体および保護者の収入によって変わってきますが、平均的には月に2~3万円となっています。
一方、無認可保育園では施設による差が大きいですが、月に5~7万円というところが多いようです。

違いを理解した上で選ぶのが大切!

認可保育園と無認可保育園の違いについて、基本的なことをご紹介しました。
言葉の響きから「認可保育園のほうが安心」と思われがちですが、実際には無認可保育園だから危険というわけではなく、無認可保育園を選ぶメリットも少なくありません。
違いを理解した上でライフスタイルに合った施設を選ぶのが大切だと言えるでしょう。