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看護スキルがアップする「救急看護師」の仕事

看護スキルがアップする「救急看護師」の仕事

緊急を要する現場で命を助ける救急看護師。その仕事内容とは?

救急看護師とは?

救急看護師とは、救急救命センターや救急外来といった、救急医療施設などで働く看護師です。
突発的なケガや病気の悪化、事故や災害などにより、救急処置が必要な患者さんに対して処置を行います。
 
救急医療施設だけでなく、ドクターヘリや災害現場などでも活躍します。

救急看護師の仕事内容

では、救急看護師は日々どのような仕事をしているのでしょう?
 
最も大事な仕事は、救急処置です。心臓や呼吸が止まってしまった人への蘇生処置、止血、骨折時の応急処置や、医師が行う救急治療のサポートなどを行います。
 
そのほか、救急医療チームの調整役、一般の人への救急処置の指導なども仕事のひとつです。

職場によって仕事はさまざま

救急医療施設は、患者さんの重症度によって、以下の3段階に分かれています。
そのため、救急看護師がどんな仕事を行うかは、どの職場に勤務するかによって多少異なってきます。

●初期救急医療施設

休日外来や夜間急患センターがこれにあたります。病気やケガの程度が軽い患者さんを受け入れる施設です。

●二次救急医療施設

上記の患者さんよりも重症で、入院の必要な患者さんに対応する施設です。

●三次救急医療施設

救命救急センターと呼ばれる施設です。心肺停止、脳卒中、心筋梗塞、重度のケガなど、上記の施設では対応できない患者さんを受け入れます。
 
* * *
 
このように、ひとくちに救急看護師の仕事と言っても内容はさまざま。
例えば患者さんが入院する救急病棟では、点滴や検査などの日常管理が主な仕事になります。
 
また、重症の患者さんが搬送される施設では、救急車から情報伝達を受け、AEDや人工呼吸器などを使って蘇生処置を行います。
 
さらに、ドクターヘリに乗ってフライトナースとして活動したり、災害現場で被災者の看護を行う救急看護師もいます。

救急看護師になるには?

一般的に、上記のような場面で働く看護師が救急看護師と呼ばれますが、救急看護の「認定看護師」としての資格をとる人も多数います。
 
認定看護師とは、看護師のなかでも特定分野のスペシャリストであることを示す資格。
看護師としての実務を5年以上、そのうち救急看護を3年以上経験し、認定看護師の教育課程を修了して審査に合格すると、その資格が得られます。
 
また、救急看護の「専門看護師」となる人もいます。これは認定看護師より、さらに高い知識が求められる立場となります。
専門看護師は、実務経験に加えて、看護系の大学院を修了して審査に合格することが必要となります。

救急看護師になるメリット

緊張感のある場面が多く、高度なスキルが求められる救急看護師ですが、その仕事にはこんなメリットがあります。

☆高い看護スキルが身につき、需要が高い

重症の患者さんに対して、冷静に臨機応変に処置する力が身につく救急看護師は、どの医療現場でも貴重な存在。
需要も高いため、転職などの際に救急看護のスキルは有利に働くでしょう。

☆幅広い分野の看護経験ができる

救急医療施設では、内科や外科、脳神経外科などの分野を問わず、さまざまな症状の患者さんに対応します。
そのため、幅広い分野の看護スキルが身につき、他の科に異動になっても重宝されるでしょう。

☆命を救う最前線で働ける

看護師のやりがいとして、やはり大きいのは命を救う現場で働けること。
瞬時に状況を判断して処置をするのは緊張感も伴いますが、大切な命を助けることができたときは、何にも代えがたい達成感を味わえるでしょう。
 
興味をもった人は、ぜひ救急の場で活躍できる看護師をめざしてみてください。
救急看護師になるメリット

 

★参考
・一般社団法人 日本救急看護学会

http://jaen.umin.ac.jp/intro/job.html