子育て

院内保育所ってどうなの?

院内保育所ってどうなの?

復職するときの子どもの預け先の候補に「院内保育所」があります。しかし、病院に院内保育所が設置されていても外部の保育園に子どもを預ける人も多いようです。どうしてでしょうか。「院内保育所」のメリットとデメリットを紹介します。

院内保育所とは?

「院内保育所」とは、医師や看護師などが利用できる、病院に設置された保育施設です。最近は看護師不足もあり、院内保育所を設けて人材を確保しようとする病院も増えています。外部の保育園と比べてメリットとデメリットをみてみましょう。

院内保育所のメリット

昨今、病院・介護施設などは人材を確保するために、夜勤の人のための24時間保育や、残業のときにも対応してくれる延長保育など、「院内保育所」などの環境を整えるところが増えてきました。「院内保育所」があれば、職場から近いので便利ですし、何かあったときにかけつけられるので安心感がありますね。なかには休憩時間に授乳をしに行ける病院もあるようです。また、外部の保育園より安く利用できるところが多いのもうれしいポイントです。

メリット
●残業があっても融通がきくところが多い
●子どもになにかあったときにすぐに迎えに行ける
●24時間保育をしている場合、夜勤ができる
●安く利用できるところが多い

院内保育所のデメリット

外部の保育園に比べると、「院内保育所」は規模が小さい場合が多く、庭がない、園児が少ないところがほとんどです。子どもが遊ぶ環境を考えると外部の保育園のほうが、子どもにとっていい場合もあります。また、同じ職場の看護師や医師が利用しているので、子ども同士の喧嘩が発生した場合など、人間関係がわずらわしくなり、トラブルが起きた場合などのことを連想し悩むお母さんもいるようです。

デメリット
●規模が小さい場合が多い
●庭がない場合が多い
●親が同じ職場なので人間関係に気を使う

保育園をチェックするポイントは?

保育園をチェックするポイントは?

保育園は子どもが一日の大半を過ごす場所。子どもにとって居心地のいい場所であってほしいですね。そして、働くママにとって負担がかからないことも大切です。子どもの預け先を考えるとき、院内保育所だけでなく、外部の保育園もいくつか比較して検討するといいでしょう。以下は最低限チェックしておきたい保育園選びのポイントになります。

●送り迎えしやすいか
院内保育所だと子どもを連れて通勤することになります。通勤先が遠方でバスや電車を利用する場合は大変です。交通機関の混み具合もチェックしましょう。

●保育時間は勤務時間と合っているか
とくに外部の保育園の場合、融通がきかないところもあります。残業のときに対応してもらえるか、子どもが急に熱が出たとき何度のお熱でお迎えをするのか。何時まで預けられるかなどチェックしておきましょう。

●子どもが病気のときの対応は
子どもが病気のとき、すぐに迎えに行けないときは、どのような対応になるのか調べておきましょう。

●何歳まで預かってもらえるか
院内保育所のなかには3歳までしか預かってくれないところもあります。その場合、最初から外部の保育園に預けるか、それとも3歳まで院内保育所に預けてそれ以降は外部の保育園に転園するかなど考える必要があります。

●設備や環境、毎日の過ごし方など
就学前まで預ける場合はとくに、子どもが成長してからものびのびと過ごせる環境を選びたいと思う人が多いです。設備や環境は充実しているか、毎日の過ごし方、園の方針や取り組みなどもチェックしておきたいですね。

●保育料
保育料は外部の保育園よりも院内保育所のほうが一般的に安いといえます。なかには無料のところもあります。
外部の保育園には、認可保育園と無認可保育園がありますが、無認可保育園のほうが高額になることが多いです。

「院内保育所」といっても規模や設備などさまざまです。
なかには広々とした環境の施設もありますし、外部の保育園でも小規模の施設もあります。
どちらも見学して、子どもにとって過ごしやすい環境か、自分の働き方にあっているかなど考えて決めるようにしましょう。