看護師に限ったことではないですが、転職は上手にやらないと前職よりも条件が悪くなってしまう可能性があります。
ゆっくりと時間をかけて「なぜ転職をしようと思ったのか」「転職しなければならない理由は何か」を考えることが大切です。
どうでもいい理由で転職してしまうと何度も転職を繰り返す結果になりかねませんし、転職癖がついて待遇面が向上しない可能性もあります。
今回は看護師さんに向けた面接対策の記事です。質問に対する対策をお届けします。
面接で聞かれることの多い質問
採用担当者が面接をするのは入社希望者がどんな人間かどんな技術を持っているかなどを知るためですが、最終的にどこに配属すると活かせるかを確認しています。
そのために「持っている能力が高いから即採用」という結論に繋がるわけではありません。
できるだけ病院の意向を汲み取って、いかに自分が活躍できるかをアピールしましょう。
面接の構成はだいたい定型の質問と独自の質問の2つの組み合わせで行われます。
まずは定型の質問に対する準備を十分に行うようにしましょう。
■定型質問例
1.前職を退職した理由(転職しようとした理由)
2.当病院を受けようと思った理由
3.当病院で活かせるキャリア
4.自己PR
質問は大まかにこのくらいに分類されます。
1の質問はどこでも聞かれますが、転職癖がついている看護師はまた転職するのではないかと思われがちなので、採用担当者に納得してもらえるような回答が必要です。
2~4は応募した病院について下調べができているかということと、自己分析・自己アピールができるか・そしてコミュニケーションがとれるかという点がポイントになります。
面接に挑むための準備
面接に挑む前の準備として重要なのは、ウソをつかずに良いところを伝えられるように自分や受けようとしている病院の情報をまとめることです。
例えば何度も転職をしているのに「一つの病院で長く勤めたい」と言っても説得力がないですし、内科しか経験が無いのに「どの科でも対応できます」というのは言い過ぎです。
まずは自分アピールできることは何なのか、病院が求めている人材はどういった人なのかを分析してみましょう。
あとは「ものは言いよう」という感じで短所も長所に置き換えて発言できれば十分アピールできます。
定型の質問があるように定型の回答が出回っています。それらは面接官もよく目にしていますし、そのまま発言しても好印象には繋がりません。
大枠として募集しているのが「どの科なのか」「経験者優遇か」「欠員募集か増員か」「外来か病棟か」などは事前に調べられると思いますので、あらかじめチェックしておきましょう。その上で、自分ならどういう働き方ができるかイメージしておくと素直に受け答えしやすくなるはずです。