海外で看護師として働きたい、英語力を高めて日本での勤務に活かしたい、海外の医療現場を見て視野を広げたいという看護師さんにおすすめの「看護留学」。半年〜1年など長期留学はもちろん、気軽に参加できる1週間程度の短期留学もあります。看護師としてのステップアップを目指してチャレンジしてみませんか。
看護留学には種類がある!?
看護留学をする場合、留学を専門とするエージェントを介するのが一般的です。
看護留学には、看護師が医療英語を学ぶための留学や、看護師が海外で働くために現地の看護師資格を取得するための留学、そしてここでは触れませんが看護師資格を持たない人が海外で初めて看護師の資格を取るための留学もあります。留学先やプログラムの内容は様々なので、目的に合わせて自分の希望に合ったプランを見つけましょう。
海外で看護師として働くには? そのメリットとは?
日本の看護免許だけでは、海外で看護師として働くことはできません。語学力が必要なのはもちろん、その国での看護師免許や就労ビザの取得が必要な場合がほとんどで、その道のりは決して容易ではありません。しかし、国にもよりますが、日本の看護師に比べて高収入・高待遇の場合が多いようです。
例えば、アメリカへの看護留学は人気ですが、アメリカで看護師として働く場合、看護師資格の「NCLEX」に合格しなくてはなりません。受験するためには、日本での看護師資格の他に、アメリカの大学や短大で看護課程を修了する必要があります。資格取得の難易度は高く、就労や永住についても簡単ではありません。アメリカで看護師として働く場合のメリットは、日本に比べると比較的高収入で待遇がよく、キャリアアップの環境も整っているという点があげられます。また、アメリカの高度な医療現場を経験することは日本へ帰国した場合も活かされるでしょう。
他にも、留学先は、オーストラリア、イギリス、カナダ、ニュージーランドなどがあります。資格取得の難易度や労働環境、そして住みやすさや治安など、国によって様々なので、まずは留学先についてじっくりと調べましょう。
また、プログラムのなかにも、大学への入学や編入、語学学校への入学、医療現場で看護助手として働くことができるインターンシップなど、エージェントによって様々なプランがあるので自分に合ったものを選ぶといいでしょう。
日本で活かすために医療英語を学ぶ
年々、増え続ける外国人患者さんへの対応のため、英語力の必要性を感じている看護師さんも多いようです。日本での学習だけでは上達が難しいと感じる場合は留学を考えてみるのもいいでしょう。
医療英語を集中して学びたい場合は、数カ月留学して、語学学校で医療英語コースを受講するのが効率的です。海外の医療現場をのぞいて、視野を広げたいと考える看護師さんにはインターンシップもいいでしょう。
看護留学のプログラムの中には、1〜2週間程度の短期間で基礎英語や医療英語を学ぶコースもあります。まずは本格的な留学の前に試してみるという方法もあります。
まとめ
看護留学では、求められる英語力の高さに苦労することが多いようです。日本にいるときから、まずは基礎的な英語力をしっかりと身につけることが大切。リーディングやライティングだけでなく、リスニングとスピーキングの勉強もできるだけ早い段階で進めておきましょう。