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どうする? 何がいい? 子どもの習い事

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看護師ママさんにとって気になるのが、子どもの習い事。働きながら送迎や課題チェックをするのは大変だけど、子どもの可能性も伸ばしてあげたい! どんな習い事が人気か、習い事にはどんな影響があるか見てみましょう。

 

習い事をしている小学生は約8割! その内容は?

博報堂こそだて家族研究所が2016年に実施した調査によると、小学生では全体の約81%が習い事をしているという結果が出ています。どんな習い事をしているかというと、1位は「水泳教室」(31.1%)、2位は「通信教育、宅配教材」(29.3%)、3位は「ピアノ、音楽教室」(25.6%)。さらに、4位に「そろばんなどの自習型学習塾」(22.8%)、5位に「野球やサッカー等の運動クラブ」(20.9%)、6位に「英語教室」(20.4%)が続く結果となっています。
体を動かす習い事と、知的な面や情操面を育てる習い事、両方がともに人気であることがわかります。

 

子どもが習い事を始めるきっかけは?

また、淑徳短大の調査では、子どもが習い事を始めたきっかけについても調べています。ピアノやエレクトーンなど音楽教室や、絵画教室など情操面を養うものは「自分がやりたかった」がきっかけとして一番多く、学習塾など知的面の習い事は「親のすすめ」が一番多い結果に。なお、水泳教室や体操・バレエ教室など体を動かす習い事は、「自分がやりたかった」と「親のすすめ」がほぼ同数でした。
看護職と子育ての両立で忙しいなかでも、子どもがどんなことに興味をもっているかできるだけアンテナをはり、こんな習い事はどう? と後押ししてあげることも大切でしょう。
 
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親と子の「習い事観」、そのギャップは?

この淑徳短大の調査では、興味深い結果も出ています。この調査では1987年に親を対象に、子どもの習い事についてアンケートをとったあと、さらに14年後に、当時の子どもだった世代の青年にアンケートをとっています。
つまり、子ども時代の習い事について、14年後に成長した子ども自身に「ためになったか?」などを聞き、親と子の習い事への認識のギャップを調べているのです。

 

親が思った以上の良い影響も!

その結果、関心をひくのは、いくつかの点で習い事は親が思った以上の影響を子どもに与えているということです。
 
まず、それぞれの習い事について、「習い事によって集中力がついたか?」という質問では、親よりも子どものほうが最低でも2.8倍、最高で10倍以上も「良い影響があった」と評価しています。
さらに、「習い事で仲間づくりができたか?」といった質問でも、親より子どもの評価のほうが1.5~4倍ほど高くなっています。
つまり、親の期待以上に習い事は、集中力や仲間づくりに関して良い影響を及ぼしているようなのです。
 
忙しい看護師ママにとって、子どもに親しい仲間はいるか、集中力や忍耐力といった精神面が順調に成長しているかは常に気になるところでしょう。その点、子どもにとって習い事は、親の期待以上に精神面の充実をサポートしてくれるものと言えそうです。

 

習い事選びのポイントは?

実際に習い事を始めるには、体験レッスンや日々の興味を通じて、子どもが本当に「やりたい!」と思えることを選ぶのがポイントです。
ただ、看護師の仕事と習い事のサポートは忙しくて自信がない…というママは、お休みの日にできる習い事を選ぶという手もあります。
また、一部の幼稚園では課外授業として習い事を受けられるところもあり、この場合は送迎の負担が減らせるので便利です。ぜひ、お子さんが楽しめる習い事を一緒に見つけてみてくださいね。

 

【参考】
◎博報堂こそだて家族研究所「小学生ママの『子どもの習い事・身につけさせたいスキル』レポート」
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2016/12/20161222.pdf
◎淑徳短期大学「子どもの時期の習い事に対する青年期の評価」(2002.2)