1、理学療法士の将来性
理学療法士の仕事は医療業界や介護業界など、リハビリテーションのスペシャリストとして、これからますます社会的に必要とされていく職業です。
理学療法士の施術は、けがや病気で身体が不自由になったお年寄りや患者さんが、自立で日常生活ができるように回復期にリハビリテーションを行い、自立支援のサポートをします。
理学療法士は高齢化社会に伴い、特に介護業界では需要が高まっています。
教育現場においても、少子化が進み学生数は全体的に減少傾向ですが、近年、理学療法士を目指すための専門学校や大学の専攻科目が新設され、その数も伸びており、受験者や有資格者は増加傾向となり、理学療法士が増えております。
したがって、同じく理学療法士教員も増やさなければなりません。
また、今日の日本社会は医師不足と財政不足により医療費の削減が課題となっています。
そこで、政府は健康寿命を延ばす取り組みの一環として・・・
また70歳まで働ける社会を目指して・・・
国家の健康推進プロジェクトとなっています。
このような観点から、理学療法士を養成する機関や教員をもっと増やさなければなりません。
回復期における身体の不自由なお年寄りや患者さんに対して、日常生活の自立支援をサポートする理学療法士の役割は、将来的にますます重要となるでしょう。
2、理学療法士の資格で教員なれる
◎理学療法士の資格とは
大学や専門学校の理学療法学科に3年以上通い、国家試験に合格することで、理学療法士として国家資格が取得できます。
◎理学療法士の教員になるには
理学療法士として、各医療施設や介護施設で臨床経験が通算で5年間必要です。
また大学の理学療法士教員になる場合は大学の「学士」以上が必要です。
今のところ、理学療法士教員免許は特に必要性がありません。
3、理学療法士教員の仕事内容と年収
◎理学療法士教員の仕事内容
・理学療法理論等授業
・理学療法実習(実技)
・就職指導及び相談
・学生指導
・入試広報ほか学校全体の業務
また就職した学校によっては、系列医療施設での臨床業務やセミナーの担当もします。
その他、学校行事や、パソコンを使用した教材作成など、デスクワークも多い仕事です。
◎教員の給与は理学療法士より高い
理学療法士教員の給与は理学療法士としての経験年数や実績、個々の能力により、異なります。
しかしながら、理学療法士よりも社会的地位やキャリアという点で、給与は高めになっています。
各医療施設にも異なりますが、理学療法士の年収は300~600万円、それに比べ、
教員の場合は400~1000万円と高めです。
しかも授業時間が定まっているため、残業など殆どなく、患者さまの容体に併せて施術する理学療法士に比べ、
教員は裁量で仕事に取り組めます。
2~3年、理学療法士教員として働き、地位向上・スキルアップすることも一つの選択肢ではないでしょうか。
4、理学療法士教員になるには
◎大学に転職する場合
★公募が行われているようです。
また、研究論文発表や自費出版などが採用の合否に影響するようです。
◎専門学校に転職する場合
★一般的に公募が行われていないようですが、最近は求人サイトでの募集も目立ってきました!
その他、卒業生や口コミでの転職も多いようです。
近頃は、インターネットの普及により学校のホームページや求人サイトで
告知募集をしている専門学校もときどき目にします。
教員になることを諦めていた方にもチャンスではないでしょうか?
しかし、教員志望の方は教育に対する熱意や臨床・指導実績・社会的信頼度が求められるため、
応募する際は、書面作成・面接等に十分配慮し準備をしましょう。
大卒でなくても…、教員免許がなくても…
理学療法士教員になれる今なら、専門学校に転職してキャリアアップできますよ!
★参照:リハビリ求人・転職
https://reha-tenshoku.com/ctg6/en255/
キーワード:理学療法士、リハビリテーション、施術、自立支援サポート、介護、理学療法士教員、仕事内容、給与、転職、大学、専門学校