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看護師が介護業界で働くメリット・デメリット

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看護師資格を生かして介護の現場で活躍したい! そのメリット・デメリットは?

介護業界で需要が高まる看護師

高齢化社会が進むなか、介護業界では、医療行為を行える看護師の需要が高まりつつあります。実際に、介護施設や訪問介護の場で活躍している看護師も多数います。

現在、病院に勤めている看護師さんのなかにも、介護業界への転職を考えている人は少なくないのではないでしょうか。
そこで、看護師が介護業界で働く際には、どんなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。

看護師が介護業界で働くメリットは?

看護師資格を生かして介護現場で働く場合、このようなメリットがあります。

●需要が高く求人が多い
介護施設や訪問介護の件数の増加により、介護の世界では看護師の需要も高まっています。
そのため求人数も比較的多くなっており、自分の希望の勤務地や、働きやすい勤務形態の職場を探しやすいのがメリットでしょう。

●利用者にしっかり寄り添える
病院での看護師の仕事は、時間を争うなかで慌ただしく患者さんに接したり、限られた入院生活でしか患者さんと関われず、もどかしい思いをする看護師さんも多いのでは。
介護の仕事では、利用者にしっかりと寄り添って、生活を長く支えることになるため、看護する側も満足感を味わいながら働けるでしょう。

●自分のライフスタイルに合わせて働ける
夜勤や不規則な勤務が多い看護師の仕事に比べて、介護の仕事は日勤がメインとなることが多いため、心身の負担が軽減できるのも良いところです。
フルタイムは難しい、週に何日かだけ働きたいといった希望もかなえられやすく、ブランクから復帰したい看護師さんにもおすすめの仕事です。

●緊迫感から来るストレスが少ない
急性期看護などでは、生死に関わる場面や緊迫感にさらされることも多い病院での仕事。
それに比べ、介護現場での看護師の仕事は、服薬管理、バイタル測定、痰の吸引や経管栄養の管理などが主になるため、ゆったりとした気持ちで働けるという声もあります。

看護師が介護現場で働くデメリットは?

それに対して、デメリットとしては下記のようなことが考えられます。

◼︎責任が大きくなる
病院では多くの看護師のなかで働いたり、医師の指示のもとで働けるのに対し、介護現場では看護師が少なく、自分が一人でさまざまな判断を下さなければいけないことも。
利用者の容体悪化などにあたっては、プレッシャーを感じることもあるかもしれません。

◼︎給与が下がることも
夜勤手当がつく病院勤務に比べると、日勤メインの介護の仕事はどうしても給与が低くなることが多いでしょう。
ただし、勤務先の待遇などにもよるため、希望に合った職場をしっかり探してみると良いでしょう。

◼︎介護士の仕事との線引きが難しい
介護現場での実態として、介護士の仕事と看護師の仕事の線引きがあいまいになったり、介護スタッフとの人間関係に疲れてしまうケースもあるようです。
人手不足な介護の世界では、自分の仕事はここまでと完全に線引きしづらい現状があるのかもしれません。

人生を支えるやりがいある仕事

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看護師が介護現場で働くには、メリットもデメリットも考えられますが、それはどれも表裏一体。
これからますます介護を必要とする人が増え続けるなか、その人の人生そのものを支える存在となり、「あなたがいてくれてよかった」と利用者に言ってもらえた…なんてこともあるようです。

介護を通じて人生の先輩から教えてもらえることも多く、大きなやりがいを感じるという声もあります。
看護師資格を生かしたい人は、ぜひ考えてみてはいかがでしょう。

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